“車は動産価値の認められた財産です。ですから、車を売るときに必要な書類は煩雑なものとなります。もし、あなたが車の売却になりたくなったら、どのような書類を用意すればいいのでしょうか。普通乗用車以上の車を売却するとき、まずはなんといっても所有者の印鑑証明と実印が必要です。”
“車は動産価値の認められた財産です。ですから、車を売るときに必要な書類は煩雑なものとなります。もし、あなたが車の売却になりたくなったら、どのような書類を用意すればいいのでしょうか。普通乗用車以上の車を売却するとき、まずはなんといっても所有者の印鑑証明と実印が必要です。”
この所有者とは使用者(車を実際に使用している人)とは異なる場合があります。そのような場合の多くは、ローン購入して残債がまだある場合です。所有者はディーラーもしくはローン会社になっていることが多いです。これはローンが完済されないうちに勝手に売却されないための処置です。いわゆる抵当権です。もちろん、残債を処理したのならば、所有権解除という手続きをして、晴れて使用者の名義に直すことになります。
ですから、まずは所有者の欄を確認してください。ローンを完済しているのに名義がディーラーや信販会社になっている場合は、まずは所有権解除の手続きを(ディーラーに連絡すればすぐにしてもらえます)。自分以外の親族名義(親であったり配偶者であったり)の場合にはその名義人の印鑑証明を用意することになります。次に確認することは、印鑑証明と車検証の住所、氏名の確認です。このふたつが同一ならば問題はありません。もし住所が異なる場合は現在の住所(印鑑証明記載住所)と以前の住所(車検所記載住所)が確認できる住民票が必要です。期間内に引っ越しが一回でしたら、住民票の写しに前住所が記載されているのでそれで大丈夫です。
もし複数回転居している場合は、住民票の除票が必要になります。しかしこれらは保管義務が5年ですので、それ以前の記録はたどることはできません。その場合は戸籍の除票も取得する必要があります。実際車検期間は2年(新車時で3年)ですから、5年を超えて手続きをしないということは考えづらくはあります。しかし、できるだけ転居したときに手続きをすることにこしたことはありません。婚姻などで氏名が変更になっている場合は住民票では確認できないので、戸籍謄本が必要となります。所有者の実印と印鑑証明が手に入ったら、あとは簡単です。車検証、自賠責証書、納税証明書、リサイクル券です。これらは通常車検証と一緒に車内に保管していらっしゃる方が多いと思います(特に車検証と自賠責証書は携帯義務があります)。そのほかにも自身で手続きをするのではないのなら委任状も必要となります。書式は陸運支局やインターネットでも簡単に入手できますが、業者に売却するのならば先方が用意してくれます。