車売却書類ガイド

高査定を期待できる書類

“車の名義を変更するに際して必要な書類ではないですが、車の売却に際して重要なポイントとなる書類に、点検整備記録簿があります。新車購入時には冊子状になっているもので、多くの場合は保証書が添付されています。新車時点検やそのあとの定期点検の記録が記入されています。このほかにも車検時に定期点検整備記録簿なるものを製作します。”

これらの書類はそれぞれ記入の時期の車の状態や走行距離なども確認できることから、売却側が自分に不利となる虚偽の申告(メーターもどしや修復歴など)をしてないかを推察できるからです。また中古車を買う立場からしてみれば、少なくとも点検簿の数だけは点検をしたということですから、ある程度車のメンテナンスをして乗っていたオーナーだと判断することもできます。車は使用年数や走行距離もさることながら、日ごろのメンテナンスが状態を大きく左右します。また、そのような部分は外装のように目につくところでないので、査定時のような短時間ではなかなか把握するのが難しい部分でもあります。これらのものは一見不必要にみえるかもしれませんが、その車の状態を示す一つの指標として、中古車売買の際には考慮されます。かさばるものではないので、車検証と一緒に保管しておく習慣をつけましょう。そのほかにも、車自体の取扱説明書やナビゲーションシステムやオーディオ類などの説明書などもあると査定時にプラス評価となります。車から降ろして使用することはまずないと思うので、積みっぱなしにしておくことが紛失を防ぐ有効な手立てです。
このほかにも社外品のマフラーなどを装備しており車検適合の証明書がある場合は、これらのものを一緒に引き渡すといいでしょう。逆によく一緒に車検証と保存しているけど、不必要なものもあります。その代表格は期限の切れた自賠責証書です。車検のたびに新しい自賠責証書が発行されますが、期限の切れたものも一緒に保存してませんか。処分してもいいかわからないから、となんとなく一緒にしている方も多いかもしれません。これは不要です。有効期限内のもの一枚だけをのこして処分しましょう。あと新車購入時の契約書もなんとなく一緒になっていませんか?多くの個人情報が記載されている契約書です。売却するさいにはかならず車内からおろしておきましょう。